「見た目が古くなったから」「売上が伸びないから」と、ECサイトの作り直しを考えている方へ。
見た目を一新しても、売上が変わらないことがあります。この記事では、作り直す前に決めておくことを、作る側から書きます。
先に結論:見た目を変える前に、決めておくのは4つ
ECサイトのリニューアルで失敗しないために、デザインより先に決めておきたいのは、次の4つです。
- 何のために作り直すか:上げたい数字を決める
- 今の数字:作り直す前に記録しておく
- 予算をかける順番:写真、買いやすさ、装飾の順
- 今のお客さまとページの引き継ぎ:ログインの仕方とURL

見た目を一新しても、売上はほぼ変わらなかった
以前担当したリニューアルの案件で、「おしゃれに刷新したい」というご依頼をいただきました。見た目を一新しましたが、公開直後の売上は、ほぼ変わりませんでした。
原因として考えられるのは、次の2つです。どちらも推測で、確かめられてはいません。
- 使い勝手が変わったこと:画面の作りが変わり、これまでのお客さまが慣れていた買い方が変わったのではないか
- アカウントの再登録が必要になったこと:登録し直す手間で、リピーターの方が離れたのではないか
保守のご契約がなかったため、その後どうなったかは分かりません。作った側が、公開後の数字を見られる形になっていなかったからです。
この経験から、リニューアルについて言えることは2つあります。見た目の前に決めることがあること。そして、公開したあとに数字を見る人が要ることです。
リニューアルの前に決める4つ
① 何のために作り直すかを、数字で決める
「古くなったから」「おしゃれにしたいから」だけで始めると、作り直すこと自体が目的になってしまいます。上げたいのは売上なのか、購入率なのか、運営の手間を減らすことなのかを、先に決めてください。
見た目を一新しても売上が変わらないことは、上の案件のとおりです。何の数字がどれだけ動けば成功とするかまで、ここで決めておきます。
② 今の数字を残しておく
作り直したあとで、よくなったのか悪くなったのかは、前の数字がないと比べられません。見た目の印象ではなく、数字で比べられるようにしておきます。
残しておきたいのは、たとえば次の3つです。
- 購入率:サイトを訪れた人のうち、買った人の割合
- クリック率:ボタンやリンクが押された割合
- 離脱率:そのページを最後に、サイトから離れた人の割合
作り直す前と公開したあとで、同じ数字を並べて見ます。
③ 予算は、写真 > 買いやすい導線 > 装飾の順にかける
限られた予算をどこにかけるか。作る側から見ると、先に写真、次に買いやすさで、装飾は最後です。
買いやすさとは、たとえば、送料無料まであといくらかを表示することや、手軽な決済の手段をそろえることです。
商品数が数千点を超えるストアや、B2B・業務用品のストアでは、デザインの優先度はさらに下がります。
デザインの作り込みで費用がどう変わるかは、Shopify構築費用の相場と内訳の記事に書いています。
見た目より先に中身を直して、月商100万円を突破したレザーアクセサリーのブランドの例は、革紋さまの支援事例にまとめています。

④ 今のお客さまと、今のページをどう引き継ぐか
会員登録のあるストアでは、作り直しでログインの仕方が変わることがあります。リピーターのお客さまに関わる話なので、先に決めておきたいところです。
たとえば、ほかのカートからShopifyに移る場合、今のサイトのパスワードはCSVでの取り込みでは移せないと、Shopifyの公式ヘルプに書かれています。
Shopifyの新しいお客様アカウントでは、パスワードを使わず、メールに届く6桁の確認コードでログインするのが基本です。
ログインの仕方が変わることを、お客さまにいつ、どう知らせるか。これを作り直す前に決めておきます。
URLが変わるページも同じです。Shopifyでは、古いURLから新しいURLへの転送(URLリダイレクト)を設定でき、古いURLを開いたお客さまも目的のページにたどり着けます。
ただし、Shopifyの転送が働くのは、古いURLのページがなくなっている(「ページが見つかりません」と出る)ときだけです。古いページを残したままでは転送されないので、どのページを残し、どれを消すかも一緒に決めておきます。
どのページをどこへ転送するかの一覧も、作り直す前に作っておくと安心です。
公開したあとに、数字を見る人を決めておく
上で書いた案件のように、公開後の数字を誰も見ていなければ、作り直しがうまくいったのかどうかは分かりません。
作り直す前に残した数字と、公開後の数字を比べる人を、社内か社外に決めておいてください。
Octo Techでは、公開後の支援もお受けしています。内容は公開後の支援(保守・マーケティング支援)にまとめています。
Octo Techでのリニューアルの進め方
Octo Techは、Shopifyストアの構築で、リニューアルもお受けしています。他社で作ったサイトの改善も、Shopifyのサイトであればお受けします。
ご契約までは費用がかかりません。進め方は制作の流れにまとめています。
お受けしている作業は、トップページの対応できることにまとめています。
費用と期間の目安はShopify構築費用の相場と内訳、ご用意いただくものはECサイトを外注する前に決めておく4つのことの記事に書いています。
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