月商 約1万円→200万円|レザーアクセサリー 革紋さまの支援事例

レザーアクセサリーブランド 革紋さま|2025年11月 → 2026年9月

催事や百貨店での販売が中心で、ECはほとんど売れていない状態からのご相談。

担当
導線整理
広告の運用
LP制作
購入後のご案内
販売方針の判断
革紋さまのレザーバングル。金具と革を合わせた細身のバングルを、5色並べた写真
革紋さまの主力、細身のレザーバングル(写真:革紋さま)

月商100万円を突破2025年11月 → 2026年6月

2026年9月に月商200万円を達成

広告費用対効果219.1%→544.8%2026年1月 → 6月/広告費は約4.6倍

ご相談前の状態

主力は細身のレザーバングル。売上の中心はポップアップ出展や百貨店での対面販売で、ECサイト(Shopify)はあってもほとんど売れていませんでした。出展が少ない月は、事業全体の売上が落ちてしまいます。

ご相談は「ECサイトを作ったのはいいが、売上を立てられない」というものでした。

ご相談時(2025年11月)
項目数字
月商約1万円
アクセス数(セッション)1,306
購入2件
購入率0.15%

第1段階 
月商100万円を突破するまで (2025年11月〜2026年6月)

施策の中身よりも、やる順番を大事にしました。

① 広告の前に、トップページと商品ページを直す(2025年11月〜)

購入率0.15%のまま人を増やしても、売上にはつながりません。広告は人を連れてくる手段で、買うかどうかを決めるのはページの中身です。オーナーさまへのヒアリングから始め、トップページを整理し、商品ページの情報を増やしました。

② Meta広告を、訴求ごとに分けて検証(2026年1月〜)

商品や訴求ごとにキャンペーンを分け、画像は同じにして文章だけを変えました。何が効いたのかを切り分けるためです。続けるか止めるかの基準も、始める前に決めました。月商は1月の12.4万円から、3月には21.8万円になりました。

一方で3月には、1件の注文にかかった広告費が5,548円になり、1件あたりにかけられる上限(約6,500円)まで1,000円を切りました。これ以上は広告費を増やせないため、次はLPに手を入れました。

1件の注文にかかった広告費2026年3月
5,548円
上限 約6,500円

③ 検証の結果をもとに、LPを作り直す(2026年4月)

「どんな場面で身につけるか」「どんな人に向くか」「手持ちの服にどう合わせるか」「ネットで買うときの不安への答え」を加えました。

1件の注文にかかった広告費は、3月の5,548円から4月は1,757円に。LPから購入手続きに進んだ割合は、1.91%から2.57%になりました。同じ時期に広告の配信先や訴求も直しているため、LPだけの効果とは言い切れません。

1件の注文にかかった広告費2026年3月 → 4月
5,548円→1,757円
LPから購入手続きに進んだ割合2026年3月 → 4月
1.91%→2.57%

④ 買っている人を、データで見直す

Shopifyの購入データと広告の配信データを突き合わせると、購入者の8割以上が男性で、25〜40代前半の男性だけで6割を超えていました。女性向けだった見せ方を、男性にも届く形に調整しました。

購入者のうち
  • 男性
    8割以上
  • 25〜40代前半の男性
    6割超

あえて後回しにしたこと

LINEやメールマガジンなどのリピート施策です。この時点では、新しいお客さまの集客と購入率の改善のほうが、売上への影響が大きいと判断しました。

2026年6月の月商は115万円、注文は137件になりました。

第2段階 
横ばいから、月商200万円へ (2026年7月〜9月)

7月は129.1万円、8月は123.6万円。100万円を超えたあと、120万円台で横ばいになりました。詰まっている場所が変わったので、直す場所も変えました。

広告の予算を、成果の出ているところへ寄せる(7月〜8月)

ペアギフトを打ち出した広告から来た方は、まとめ買いが多いと分かりました。そこに予算を寄せ、専用のLPを用意しました。

8月中旬には注文が落ちました。そこで、少ない予算のテスト用キャンペーンを増やすやり方をやめ、着地するLPごとにキャンペーンをまとめて、成果の出ているものに予算を寄せました。

いちばん大きかった判断:8月下旬、LPを直すと決めた

広告の側でできることを試しても、8月の運用はうまくいかず、「LPを直すしかない」と判断しました。

直す前に、いつもより時間をかけて競合を調べました。他社の製品やLPを見て分かったのは、次の2つです。

  • 金具と革を組み合わせたバングルは、ほかにあまりない
  • よく売られている手頃なバングルやブレスレットは、合皮のものが多い

これをもとに、LPで強みを打ち出しました。金具と革を合わせたバングルがほかのお店にほとんど並んでいないことを、一本ずつ手で仕上げる作り手のこだわりとあわせて伝えています。一般的な革のブレスレットと比べる表も加えました。

改修後のバングルのLPに加えた比較表(スマホ表示)。一般的な革のブレスレットと、柄、色のつけ方、光の当たり方による変化、腕を動かしたとき、製品ごとのちがいの5つを比べている
改修後のLPに加えた、一般的な革のブレスレットとの比較表(スマホ表示)

同じ改修で、次の節も加えました。

  • 軽さ(9.5g、100円玉2枚ほど)と、百貨店への出店実績を伝える節
  • LPの中で色を選んで、カートに入れられる節

8月31日に公開し、トップページも商品にたどり着きやすい並びに変えました。改修直後の数日間の数字ですが、LPの購入率は1.06%から1.58%に、トップページから入った方の購入率は2%から3.96%になりました。手を入れていないLPは、ほぼ変わっていません。その後は広告で人を増やしたため、LPの購入率そのものは大きくは変わっていません。直さずに広告費だけを上げていたら、購入率は大きく下がっていたと見ています。

改修直後の数日間

LPの購入率
1.06%→1.58%
トップページから入った方の購入率
2%→3.96%

後回しにしていたリピート施策に着手(8月〜9月)

2回目の購入を調べると、「同じ商品の別の色」が多く、1回目から数日のうちに買い足されていました。そこで、発送の数日後に別の色を案内するメールを設定しました。購入完了のメール、注文完了ページ、トップページには、LINE登録の入口を加えています。

受け皿を直してから、広告費を増やす(9月)

LPを直したあとで、9月は広告費を増やしました。受け皿を直してから、人を増やす。第1段階と同じ順番です。

そして2026年9月に、月商200万円を達成しました。

数字の変化

月商の推移(Shopifyの総売上)
月月商注文数
2025年11月(ご相談時)1.0万円2件
2025年12月3.0万円4件
2026年1月(広告を開始)12.4万円14件
2026年2月16.9万円21件
2026年3月21.8万円23件
2026年4月(LPを刷新)44.0万円57件
2026年5月66.4万円77件
2026年6月115.3万円137件
2026年7月129.1万円159件
2026年8月(31日にLPを改修)123.6万円148件
2026年9月246.3万円266件

第1段階の広告の数字

  • 広告費

    月4万円台→月19万円台

    2026年1月 → 6月

  • 広告費用対効果

    219.1%→544.8%

    2026年1月 → 6月

  • 1件の注文にかかった広告費

    5,548円→1,757円

    2026年3月 → 4月

第1段階の伸びは、主に購入率の改善とアクセス数の増加によるものです。客単価の伸びはゆるやかでした。

※月商はShopifyの総売上(割引・返品の前。税・送料を含まない)。広告費用対効果は、広告経由の売上 ÷ 広告費。

この事例から言えること

人を増やす前に、ページを直す

第1段階も第2段階も、広告費を増やしたのは、ページを直したあとでした。

詰まっている場所は、時期によって変わる

第1段階は「新しいお客さまが買わない」こと。第2段階は、広告の配り方、LPの打ち出し方、2回目の購入でした。

買う人を、思い込みで決めない

購入者の8割以上が男性だったように、データで見直すと、想定と違うお客さまが見えることがあります。

これからECを作る場合も同じです。制作費だけでなく、広告と公開後の改善まで含めて予算を考えておくことをおすすめします。

同じようなご相談をしたい方へ

ECサイトはあるが、売れていない。これから作るが、売れるか不安。どちらの段階のご相談もお受けしています。公開後の改善や広告の運用も、あわせてご相談いただけます。

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